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冒険映画に渦巻く深夜 似顔絵描きの酒場のツケは 海賊退治の船乗りジャック

お手軽に持ち歩きたいと思って買ったNIKON Coolpixの話
2002年12月**日

 1年半ぶりに新しいデジタルカメラNIKON Coolpix4500を買いました。昨年初めに買ったOlympus E-10は仕事にかなり活躍してくれて、印刷用ウェブサイト用を問わずきれいな画像を提供してくれたのです。
もちろんカメラだけの良さではなく、ストロボ等の周辺機器があったならばこそきれいに撮影できたと言えるでしょう。
 室内で撮影するのが主だったので、ジッツオにクイックシューを取り付けて撮影するのが当たり前となっていました。たまに屋外での撮影があるのですが、その時にも安心してE-10およびNIKON D1はわたしを助けてくれます。
 ただ、これらのカメラは通常のカメラの形態をしているために安定感は充分にあるのですが、持ち運びするにはしっかりとしたカメラケースが必要となります。
 もちろんケースは必要なので持ってはいるのですが、カメラだけを気軽に持ち歩きたい。
 これには少しわけがあるのです。素材としての画像を撮りたいと思ったとき、小型ですぐに撮影出来て気軽に持ち歩けるのが必要だなと思っていたのです。
 いくつかのカメラを検討しました。条件としては以下のようなものです。

○普段使っているのが1kg以上あるカメラばかりなのでそんなに小型でなくても良いが画質がしっかりとしていること。
○CCDサイズは大きい方がよい。これはNIKON D1のカテゴリーを読んでいただくとご理解いただけるはずです。
○撮影アングルに制約が少ないこと。ローアングル時に寝ころばないといけないようなのはダメと言うこと。
○バッファーメモリーが大きくて撮影にストレスが少ないこと。
○メモリーカードはCFタイプであるのが良い。これはCFをいくつも持っているので流用できることが大きい。
○カメラの色は黒色。カメラは目立つものではなく写真を写すものだから目立つ必要はない。
○外部ストロボが接続できること。外部ストロボ用の接点が存在するということである。
○絞り値が数値で表示されること。これは外部ストロボを使う場合には必須である。
○高速シャッターが付いていること。
○ホワイトバランスの調整があり、更に微調整できるとなお良い。
○JIS感度が100或いは200が標準となっているもの。JIS200が標準であるNIKON D1と併用するため。
○起動時にレンズが延びてこないもの。起動時にレンズが伸びるのは気持ちが悪い。
○バッテリーの持ちが充分に長いもの。フィールドで使うならこれは当然ですね。
○レリーズタイミングがカメラとして納得できるもの。D1及びE-10はカメラとして合格でした。
○モードの切り替えに節度があり、どんな状況下でもすぐに撮影に移れること。プレビューしていてもすぐに撮影できると言うことです。


こんな希望をつらつらと書いても今まではほとんど無理な注文でした。
しかし、今まで何人かの人にカメラの相談を受けて購入を勧めたことのある機種の中で、NIKONが一番ぴったりときたのです。
いくつかの機種がニコンから発売されていますが、その中で上記の条件に一番ぴったりと合致するのがCoolpix900シリーズでした。

その900シリーズが今は995から4500に品番が代わって新しくなりました。
コンプリートキットで価格的は6万円台で販売されています。
上記の条件をほとんど備えており、価格的にもこなれているのはこれしかありませんでした。

Coolpix4500

●レンズのF値が暗いということや、起動時に多少時間がかかること。デフォルト設定で1分経つとスリープに入ってしまうことなどの欠点はありましたが、上記の8割以上をクリアしたのはCoolpix4500だけでした。
購入して1ヶ月間は実際の撮影には持ち出さず、室内でのテストに費やしたのです。すぐに仕事で使うのってちょっと怖いですから。

2003年に入ってからはサブカメラ(この言い方は嫌いですが)として充分に活躍してくれています。
クルマで出かけるときにはいつもセンターコンソールに置いてあり、バッテリーチャージャーもクルマの中に常設してあります。

Coolpix4500をスイバルしたところ

うれしい誤算はバッテリーの持ちがかなり良いことです。購入時にスペアバッテリーを1個追加購入しましたが、大抵の撮影は1個のバッテリーだけで対応できます。
これで防水或いは防滴機能がついていれば言うことは無いのですが、そこまではちょっと無理でしょうね。

CCDには補色フィルターが使われていて、ケバイ発色はしません。そう言ったことでもD1と併用して無理がないのです。
内蔵しているCPUの処理速度はE-10より充分に速くて、書き込み速度はCFの速さにほぼ比例するようです。
同時に購入したCFカードはトランサンドというメーカーのものでした。容量は256MBです。

後ろから見た液晶部分

初期のマイクロドライブに迫る大容量のCFが今や1万円ちょっとで購入できるのですから良い時代になったものです。
撮影した写真はこれからこのウェブサイトにちょくちょく登場することになるでしょう。
次回はCoolpix4500を使用した独特の使い方などを話したいと思っています。


NIKON Coolpix4500用の実用的な?アクセサリーの話

NIKON Coolpix4500を使いはじめて数カ月が経ちました。
一眼レフタイプのE-10やNIKON D1よりもずっと気軽に持ち歩ける手軽さでほとんど出かける時には持ち歩いています。
コンプリートキットで購入して以来、アクセサリの類いは全く購入していませんでした。テレコンバーターやワイドコンバーターは純正・社外品でいろんなものが発売されており、魅力的なものも多数見受けられました。
もともと天体撮影がすきだったので、望遠鏡に取り付けたいと考えていました。これがいろいろとあるんですよ。カメラの形態上からかもしれませんが、アタッチメントを介して取り付けるには最適な構造と形状をしているデジタルカメラだと思います。
インナーフォーカスでピントを合わせるのでレンズが伸縮しない。この一点がこのカメラの特徴です。
主レンズの前に取り付けるコンバーターの類いは画質を悪化させることはあっても良くなることはない。そう思っていましたので購入は考えてもいませんでした。

しかし今回、インターネット上にあるNIKONのホームページで見つけた単眼鏡は面白いアイデアでした。コリメート方式で望遠鏡をカメラの望遠レンズにしてしまうのです。
F値はずいぶん暗くなりますが、使い方次第では面白い写真が撮れると思ったのです。カメラに付けない時には高性能な単眼鏡として。Coolpixに取り付けると900mm(35mm換算)の超望遠レンズとして使えます。
商品名はTelescoMicro ED6×18D。ED(Extra-low Dispersion=特殊低分散)ガラスのことです。
倍率は6倍、主レンズ径は18mm。瞳径は3mmになります。
このテレスコマイクロ、単眼鏡として使えるのはもちろんのことカメラに取り付けての望遠撮影だけでなく、鏡胴を引っ張り出せば顕微鏡としても使用できる多機能なユニットです。
通常の拡大撮影では被写体にかなり近付かないとピントが合いませんが、このテレスコマイクロはかなり離れた位置から拡大撮影することが可能です。
花に留まった昆虫なんかを撮影するには最適な道具です。どのくらいの拡大率で撮影できるのかと言えば5倍から20倍まで。付属のクローズアップレンズを取り付ければ30倍から45倍まで拡大できます。印刷物の網点がくっきりと見えると言えば想像できると思います。



[写真1] 一般的なNIKON製カメラの箱とは違い、あっさりした単色印刷の箱に入っていました。まるで銃のパーツのようです。

[写真2] 箱を開けると本体以外にステップアップリングやクローズアップレンズ、ソフトケースにストラップがセットになっています。いかにもNIKONらしいていねいな説明書も同梱されていました。

[写真3] 箱から出したテレスコマイクロとクローズアップレンズ・ステップアップリング。

[写真4] Coolpix4500に取り付ける時はテレスコマイクロ後部の目当て用ゴムを外してから28mm径のレンズ部分にねじ込みます。

[写真5] レンズ後部の形状。28mmの外側にももうひとまわりおおきなネジが切ってあります。カメラによってはここにアダプターを介して取り付けるようです。

[写真6] カメラに取り付けた状態。これは望遠レンズとして使用する時です。

[写真7] 鏡胴を引き出して顕微鏡として使用する状態。鏡胴に倍率が書かれてあるのがわかると思います。

カメラの最望遠で撮影

ロフトから撮影した奈良興福寺の五重塔です。
カメラ側の焦点距離は32mmになっていましたので、35mm換算だと910mmの超望遠レンズと同等になります。

迫力ある望遠撮影ができそうです。
しかし広角側で撮影する場合はいくつか制約があり、鏡胴のケラレがでます。
15mm以上の焦点距離で撮影しないとケラレ以外に周辺光量の不足も見受けられます。
レンズ交換できるカメラ以外で手軽にこのような超望遠撮影出来ると言うのは画質や周辺光量の不足があっても大きなメリットでしょう。

Telescomicroを付けて撮影

撮影にはもちろん三脚の使用がベストです。手持ちでは手ぶれが出てしまいますので、昼間でも必ず三脚を使用するのがきれいな写真を撮る秘けつです。

テレスコマイクロ「ED6×18D」は株式会社栃木ニコンの製品です。

※2005年8月1日:テレスコマイクロ「ED6×18D」販売完了のお知らせが掲載されていました。
とてもユニークな製品でしたので、販売終了と聞くととても残念です。


次はテレスコマイクロED6 x 18Dで撮影したセクシーな指輪の話。

TelescoMicro ED6×18Dを使用した拡大撮影の話
2003年9月16日(火)

NIKON Coolpix4500用の特殊なアタッチメント「TelescoMicro ED6×18D」。
前回は望遠レンズとしてのテストをやってみましたが、今回は拡大撮影をテストしました。
テストと言ってもどうせ撮るなら珍しいものや変わったものを撮ってみようと思って撮影したのが銀の指輪。
なんにも珍しくないって思われるでしょうけど、これがちょっとエロチックなんだなあ。
まず左側の画像をよ~く見てください。
何かが絡まっているような・・・・・・そうお判りになりました?
人が(裸の男女)絡まっているのです。
男が上で女が下になってます。何してるんだろうと想像して下さい。

25年ほど前、わたしが大学生だった頃に話は遡ります。
あの頃、大阪芸大に通っていたわたし、周りにいる学生たちの変わった趣味や身に付けているものに少し興味がありまして、その中でも多いのが指輪。
今のようにピアスをした人って女性はいたけど男性にはいませんでした。もっぱらネックレスか指輪がほとんど。ブレスレットをした人もいたっけ。
わたしはもっぱら銀のブレスレットをしていました。
指輪にも興味はあったんですけど、指輪をしているとカメラに傷が付くんですよね。
でも中にはカレッジリングや銀の指輪をしている野郎も多くいました。
大好きだった○○○○ちゃんもやっぱり指輪。欲しかったのは大学のカレッジリング。
今はどうなのか知らないけどあの頃の大阪芸大のマークが入ったカレッジリングは存在していなかったのです。
おっと横道にそれちゃいました。
ひとつ年上の写真学科の学生の指にちょっと変わった指輪を見つけました。銀製で何かウニョウニョ絡み付いたようなデザインの指輪だったのです。
それが右側に写っている男女の絡みをデザインした銀の指輪でした。
妙にセクシーじゃないですか。裸の男女が上下逆になって互いの股間を舐めている姿を想像した日にゃ、若かったわたしにはえらく衝撃的でしたよ。
あんな指輪が欲しい。でもどこに売っているかを聞く勇気はありません。

あれから数年後、心斎橋を歩いていた時に見つけたんです、あれを。
早速、購入したのは言うまでもなく、横にあったもう一つの銀の指輪も購入しました。
それが右下にある写真です。これは女性が寝そべって立て膝をしているのをオブジェにしたものでこれはこれでなかなかセクシーです。
もっともこの指輪をする勇気は今のわたしにはありません。

TerescoMicroの撮影の話に戻ります。
コンバージョンレンズ(正確にはコリメート方式)での撮影ではやはり周辺光量の不足が画面からお判りになると思います。
周辺部が暗くなる現象です。これはカメラのズームが広角側に近いほど顕著に出てくるようです。

こういう撮影には必ずしっかりとした三脚とストロボが必要です。
ちょっとした振動が画質の悪化を招きますからかなりしっかりとした三脚と光量の調整できるストロボがあるときれいに撮影できます。