伝説を生む広角レンズ:ディスタゴンT* 2/35

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Carl Zeiss Distagon T* 2/35 ZF.2

Distagon T*2/35の購入

購入に至った経緯

2010年12月18日にコシナから発売されたPlanar T*1.4/50 ZF.2を購入して、昔のレンズ特有の開放での魅力的な描写に惹かれてしまって、次に買うのはPlanar T* 1.4/85かDistagon T* 2/35のどちらかになるだろうと考えていました。

購入店を決定

2011年7月21日(木曜日)
いつものように価格.comで即納できて価格の安いお店を探していたら2店ありました。
その中の富士カメラさん(奈良市学園前)で購入することにしました。
ここで購入するのは初めてです。

Carl Zeiss Distagon 2/35mm ZF 2(ニコンAi-Sマウント CPU付き) 79,401円
代引手数料:630円 合計: 80,031円

注文したのは午後2時30分ぐらいで、すぐに自動返信メールが到着し、その後に商品の発送メールが届きました。どうやら本日中に発送してもらえるようです。
最短で到着するように注文しておいたのでたぶん翌日の午前中には到着の見込み。

商品の到着

2011年7月22日(金曜日)
DSC_2074.jpg、いつもの佐川急便でお姉さんが午前10時55分頃に電話をかけてきました。代引でしたのでいつものように確認の電話です。

「e-TREND」さんと同じような60サイズのダンボール箱で到着。
中の緩衝材も最小でしたが、商品パッケージにはまったく問題なしです。

開放からシャープな描写のDistagon

DSC_0316.jpgNIKON D7000 F2 1/80secDSC_0325.jpgNIKON D7000 F2 1/125secテスト撮影は奈良町で撮影してみました。
F2の開放で撮影しても芯のあるしっかりした描写が印象的です。
ただし、白いものの周りにはパープルフリンジが発生しているのが判ります。

DSC_0284.jpgD7000・Auto・F2・1/13sec続いていつもの場所でパープルフリンジテストです。

Planarの時にも書きましたが、今まで一番きれいな描写をしてくれたのはLX3のバリオ・ズミクロンでした。

F2開放で撮影するとハイライトの周りにはやはり若干パープルフリンジが見受けられます。
しかし開放で撮影しても像が流れることもフレアがほとんど出ることもないシャープな描写が印象的なレンズでした。
これなら充分絞り開放から使用できます。

サンプルとして昔のNIKKOR-S 2.8/35レンズで撮影した画像も掲載しておきます。
DSC_0288.jpgD7000・Auto・F2.8・1/6sec
現在のレンズと比べるとシャドウ部のコントラストも低めで全体の描写は甘いですが、F2.8の開放で撮影してもハイライト部にパープルフリンジが発生することもなく、なかなか魅力的な描写をしてくれるのには驚きました。

0364_NKR-35_f2.jpg更にNIKKOR 35mm 1:2(F2)レンズをお借りすることが出来ましたので、これもテストしてみました。
絞りはF2の開放で撮影しています。

Nikkor-S Auto 35mm F2.8(後期型)
DSC_0383.jpg比較に使用したこの35mmレンズはニッコールレンズの中でも大変古い時代に設計発売されたレンズです。
時代は1960年代、ニコンFの頃のオールディズです。

コマ収差のために開放で柔らかい描写をするのが特徴で、今時のキリキリしたレンズでは出せない魅力的なレンズです。

このレンズの歴史はNIKONのホームページの中のニッコール千夜一夜物語に収められています。
NIKKOR 35mm 1:2
DSC_0382.jpgナガノカメラワークさんからお借りしたNIKKOR 35mm F2も同時にテストしてみました。

開放ではDistagonよりも若干ですがパープルフリンジが多く発生しています。Nikkor-S 35/2.8よりも新しい設計のレンズだけあってシャープさはこちらのほうが上です。

この写真ではわかりませんが、点光源が後ろにあった場合のボケ具合は若干硬めで二線ボケの傾向があります。

色収差(いろしゅうさ)の話

軸上色収差と倍率色収差

ここでお話する収差は軸上色収差と倍率色収差の補正についてです。

B&Wフィルムで撮影していた頃にはあまり気にも止めなかったこれらの収差は、デジタルで高画素になったカラーデータを見ているとえらく気になり出しました。

パープルフリンジと言われる軸上色収差と、画面の周辺に現れてプリズムのようになる倍率色収差です。
軸上色収差は開放絞りの時に顕著に出現して絞りを絞ると減少しますが、倍率色収差は絞りを絞っていっても改善は見られないです。

今回購入したDistagon T* 2/35は開放で若干の軸上色収差があり、一絞り絞るとほとんど消滅しました。

倍率色収差は開放ではほとんど出現しないのに、絞りを絞ってゆくと目立ってくるという面白い現象に出くわしました。

これらを除くことが出来たらいいなあと思っていたところ、NIKONのデジタルカメラに付いてきたソフトウェアで除去できることが判りました。

NIKON ViewNX2です。

これのメニューに画像調整という箇所があり、ここに軸上色収差の補正と自動倍率色収差補正がありました。

未使用の画像とこれらを使用した時の画像を掲載しておきます。