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更に過激にバケットシートをローダウン・・・・なんちゃって

2003年06月12日(木)

2002年2月に取り付けた真っ赤なレザー(フェイクだが)シート。
ノーマルよりもずいぶんサポートも良くてレーシーな雰囲気がお気に入り。
シートポジションもノーマルより低くなり、一層走りが楽しくなったものだ。

しか〜し!人間の欲とは限りないものである。もう少し低くならないかと思うようになった。決して身長が伸びたわけでもなく座高が伸びたわけでもない。
ロールバーにパッドを巻いたため、その厚みが少し視界を遮ったからだ。
たかが1cmほどの厚みなのだが、ギリギリのポジションで運転しているので信号が見えない。
助手席に小柄な女性を乗せたときには身体を助手席側に傾けて信号を見ること暫し。
(横に乗った女性に近づこうなんて魂胆では断じて・・・ない・・)
独りで運転しているときにはステアリングまで顔を近づけて上目遣いで信号を見るのである。

つい先日、RSマッハさんを訪問した折りに「新しいシートレールが出来たから撮影をお願い。」と依頼があった
新しいシートレール?もしや更に低くなるのでは?と質問したら「その通り」とおっしゃったではないか。
今までのシートレールのスライド部分は車体とシートの間にあり、シートを低く搭載したいと思ってもシートレールの厚みはどうしても存在したのである。
そのスライドする部分をサイドに持っていったらほとんどフロアに直づけするのと変わりないではないか。
“コロンブスの卵”のような発想である。

サイドにスライドレールを持っていった事によってシートは更に低く設置できるのである。些細なことではあるが欠点としては左右にシートをサポートする為のフレームが付くため、取り付けるシートの種類に制限があること。それと左右にシートの取付位置を若干ではあるが今までのシートフレームでは調整できたが、このタイプだと左右に調整するゆとりはほとんど無いことである。

撮影のためにBeatとカメラの位置を調整して取り付けていたスーパーローポジションシートレールとシートの状態を撮影する。
続いてカメラアングルを固定したままで新しい“ローダウンシートレールキット”にバケットシートを取り付けていただいた。
軽く手に持って重さを計ると新しい方のシートレールのほうがかなり軽くなっている。
ちなみに後で重さを測ったら約5kgと約6.5kgだった。新しい方が1.5kgも軽いのである。
カメラを固定して撮影したのでシートの取付位置がずいぶん下がったのが確認できる。スライド量も全く問題がない。ただ製品が新しいためにスライドのスムーズな動きが多少ではあるがスポイルされている。これは使っていくうちに馴染んでくるだろう。

取付の終わったシートに座ってみると、「低い、かなり低い。」ステアリングをティルトしたような錯覚が起きるほど低くなっているのが判る。
前方の視界は更に見やすくなった。わたしの身長は182cmあるので、このシートレールはほんとうに朗報だった。

但し、身長が160cm以下の方ではこの状態だと前を見るのではなく空しか見えないだろうが・・・・。

PS:自動車を買った時にいつも思うことがある。
服でも靴でも自転車でもサイズがあるのに、自動車にはどうしてシートサイズと高さの調整がないのだろう。
確かにシートはスライドもするし、高さも電動で調整できるものもある。しかしそれらは決まって座面を高くして小柄な人への救済策のようなものがほとんどであるかのような調整代しか存在しない。
身長が150cmのキュートな娘と180cmを越える巨漢とが同じシートで満足できるはずがないではないか。
その点、ドイツ車のシートポジションは設計時点のヒューマンサイズが180cm近くで設計されているのではないかと思われるほどわたしにはぴったりとくる。
日本車ではかなり以前の車だが日産フェアレディZ(S30)のシートサイズの大きさとポジションが低かった。
あれはアメリカ合衆国向けのシートポジションのまま発売されたようだった。優雅な車体でありながら運転に関してはかなりスパルタンな男の車だと思った。パワステはないし、シートリフターも無し。要するに175cm以上の身長と体力がないとそれらしく走らせることが出来なかったと記憶している。

Beatの設計をした(っていうかリーダーのこと)PL(project reader)さんの身長って低かったんじゃない?って思っている。
もし借りにPLの身長が180cm近くあったとしたら、あのシートポジションでは満足できなかったに違いないって思われるのである。
背もたれを倒して頭部のクリアランスを稼ぐなんてことをすると、ステアリングは遠くなりすぎてイタリアンなポジションになっちまう。
調整出来るのがシートの前後方向だけと言うのが中途半端な設定な訳で、ステアリングとペダルの距離が一定のまま、そこに人の体型を合わそうとするのだから無理があるのは当然。
設計基準寸法が180cmで設定したクルマに150cmの人が乗ればベダルに足が届くようにすればステアリングは近くなりすぎるし、160cmを基準に作れば180cmの人が乗ればステアリングが遠くなる手長猿ポジションになるのは判り切ったこと。

いつか自動車のカタログに身長と体格の選択肢の記載があるようなメーカーが出てくることを心から願っている。

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