HOME > Vehicle > Insight_Box > スターティングクラッチ交換

 

 
 

  
 
冒険映画に渦巻く深夜 似顔絵描きの酒場のツケは 海賊退治の船乗りジャック

スターティングクラッチ

 

Insightのスターティングクラッチ交換

2005年03月10〜11日
インサイトのスターティングクラッチを交換しました。
購入時に気付かなかったことがありました。なにかっていうと走行時に一瞬ですがアクセルを抜いた時にタイヤがロックすることがあるのです。
どのような時に起こるのかと言うと、緩い上り坂を昇り切ってから道が平坦になり、続いて緩い下り坂になるとします。その場合のアクセルの踏み方はこんな具合です。
●上り坂になれば平坦時の速度を維持する場合には少しアクセルを踏み込みぎみになります。
●坂を昇り切って平坦になるとアクセルを少し抜きます。
●続いて下り坂になったら更にアクセルを抜いてエンジンブレーキが効くような状態になります。
この最後のところで一瞬タイヤがキュッと鳴くような動作が発生する時があります。
ちょうどマニュアル車に乗っていて、4速から3速に減速する時、クラッチをラフに操作した時に一瞬タイヤとエンジンの回転があわずにロックした時に聞こえるタイヤの音と良く似た感じです。
 
このことをホンダオートテラスの工場長に相談したところ、スターティングクラッチのトラブルで似た症例があるとのことでしたので、インサイトのCVTにも同様のことが起こりうるのではないかという結論になり、スターティングクラッチASSYとポンプASSYの交換をすることにしました。
 
部品がすべて揃うのに多少時間がかかりましたので、交換することを決定してから2週間後に作業が始まりました。
下の写真はホンダオートテラスへ入場して、リフトアップされたインサイトのドライブシャフトを外してもらっているところです。
交換に要する時間は約6時間ぐらいとのこと。ドライブシャフトを外したインサイトのナックル部分を見て「アルミで出来ている!」と感激していると、サービスのKTさん、「もういいですか〜?」とやんわり。ああ、じゃましてたんですね。ごめんなさい。
 
交換後、約300kmを走行しました。大きな変化としては低速時のスナッチが大きくなったことです。微妙なアクセルワークが要求されるようになりました。それと引き換えに燃費が格段に良くなったのは良い結果でしょう。半クラッチの状態が長く続かなくなったためにスナッチがはっきりと感じられるようになり、繋がった(クラッチが)状態が長いために燃費向上の方向になったのだと思います。
 
今までとだいたい同じような走行での燃費は18km前後だったのが20km前後に改善しました。
スターティングクラッチ交換の要因となったタイヤの瞬間的なロックは300km走った中では一度も発生していません。


いつもの場所でリフトアップされたインサイト

ドライブシャフトを外しているところです

ナックル部分とディスクの後側に付いている金属板(ディスクスプラッシュガード)は共にアルミで出来ていました

外したクラッチを見せてもらっています

奥に見えるのはポンプASSY なにに使われているのかは「不明・・・」手前の小さな丸いものはフィルターです

本日の作業は終わり、明日はスターティングクラッチの初期学習(バッテリーを外した後はクラッチのタイミングをとるために必ずするそうです)

GMテスターを接続して学習機能を確認中の工場長です

PGMテスターはCPUのチェック用コネクタに接続しています
Search Site Contents