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2022-05-11

Column

21世紀に入ってジョブズがAppleに戻ってきてから魅力ある製品の数々を自分が購入したものや気になった製品の話を綴っています。

初代のiMac。
今まで白物家電のようにビジネス一辺倒だったパソコンにシースルーのケースを採用したiMac。
それが目新しくて日本ではスケルトンと呼ばれていました。
(シースルーとスケルトンでは全然意味合いが違うのにね。)

Macは世に出た頃から機能と一体化した優れたデザインのマシンでした。
初代のMacintosh128kから始まって512k、MacPlus、MacSE、Mac IIと優れたデザインに劣らない機能を持ったコンピュータが世に出てきました。

1990年代中期のApple Computerはジョブズ不在の暗黒時代。

PowerMac Seriesが発売されていた頃のことです。
筐体は全面のベゼルのみプラスチックで、ボディは金属プレス。
その外殻を外すとマザーボードやHDDドライブが鉄のフレームにビス止めされた無様な格好を現しました。
無様な形は世間に蔓延るDOS/V機と殆ど変わりません。

この頃のAppleはもう倒産寸前まで行っていたようです。
1997年にジョブズが暫定CEOで戻ってくるなり改革が始まり、先カンブリア紀の進化の迷路のごとく蔓延った機種を整理統合し、その中で生き残れたのはその後に発売された初代iMacでした。

鳴り物入りで発表開発そして発売されたNewton Messege Padはジョブズにとっては負の遺産。
因縁のスカリーが推し進めたものでしたので、やはり闇に葬られてしまいました。

これは時代を超越した魅力のあるハンドヘルドPCだったと思っていますが、インフラが整っていなかったのとジョブズvsスカリーの申し子のような製品だったので生き残ることは残念ながら出来ませんでした。

このNewton Message Padの思想を多少なりとも受け継いで使い勝手や少し時代を先取りした製品が2010年になって発売されたiPadだと思っています。
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