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株式会社仙台ニコンでは、世界が認める信頼の「Nikon」ブランドのフラッグシップ機「D1X」・「F5」をはじめクールピクスSQまで、デジタル一眼レフカメラ・デジタルカメラ・フィルム一眼レフカメラの製造、半導体製造装置・液晶製造装置のユニットの製造、産業用機器の製造販売、ならびに自動機・金型の製造・販売などを行っている。

COOLPIX SQはコンパクトデジタルでは珍しくここで製造された機種のひとつ。


2006年04月07日(金曜日)

クレードルに載ったSQ

このカメラが発売された時期は2003年7月。デジタルカメラ市場では200万画素から400万画素のデジタルカメラが中心で、記録媒体として一般的なものはSDカードとCompactFlash(CF)がほとんどのデジタルカメラで採用されていました。
ニコンの一眼レフにはCF、COOLPIXシリーズはCFとSDカードが混在していた時期です。
コンシュマー用のCOOLPIXは入門機としての位置付けを持たされていたその中で、スイバルという独特のレンズ部分の回転機構を搭載した900シリーズおよびその最終型となる4500にはCFカードが記録媒体として選ばれていました。

各部の様子

ニコン製の一眼レフユーザーがサブ機として持ち歩くのにはとても良い選択で、互換性やその時期の実勢販売価格を考えた場合、よく考えられていたと思います。
ただ、カメラを小型するにはこのCFカードのサイズがネックとなり、薄型や小型化するためにはもっと小さく薄いメディアを使った機種が増え出した頃でもありました。

そんな中でNIKON COOLPIX SQはほとんどのCOOLPIXシリーズが三洋のOEMで市場に出していたNIKONとしては珍しく自社の仙台ニコンで開発製造したCOOLPIX SQです。

SQの外観全てを撮影

小型化を図りながらも一眼レフを作っているような精密な造りと材質で、入門アマチュアよりもプロフェッショナルな仕事をしている人の方が注目するような機種となっていました。カメラの素材や質感を重視する方にも興味を持たれたカメラでもあったのです。

素材フェチ(金属崇拝者とも言う)のわたしにはとても魅力的な作りで、これだけでも買う価値あり。
ボディ骨格はアルミで外装はステンレス。今時のデジタルカメラの中ではプラスチックの使用はかなり少ない。
その弊害として85x85x25ミリサイズでありながらニコン最小のリチウムイオンバッテリーとCF-カードを入れた重さは210g。
手に持った感じはズシリとしてひんやりとした金属感が混じりあったなんとも形容しがたい満足感のあるデジタルコンパクトカメラ。

小型化とデザインから見える外観や素材の良さを追求しただけのカメラではなく、近距離でのオートフォーカス精度とレンズとCCDの絶妙な距離など、性能を極限まで追求しながらも妥協しない小型化と質感を持ったカメラとして誕生したのでした。
それは仙台ニコンが製造している機種を見てもよく分かります。

ニコン製のプロフェッショナル一眼レフシリーズはほとんど全てがこの仙台ニコンで開発製造されているのです。
手にした時に感じる精密な感触はしっかりした剛性と80mm x 80mm x 25mmという大きさから来る重量感であり、レンズ部分をスイバルした時のクリック感でも感じることが出来ます。

ほとんど完全なオート機種としての成り立ちで、マニュアル部分を潔く省いたことで「セレクトするダイヤルにはSET UP・Movie・マニュアル・オート・シーン」の5種類の選択肢しかありません。
このうち、セットアップは初期化や起動の設定をする時使用するだけで、大抵の撮影はA(オート)かM(マニュアル)で事足りるのです。
時代を考えれば起動は非常に速く、オートフォーカスの精度もかなり正確です。5点測距はオートでもマニュアルでも使用できるのは一眼レフユーザーでは慣れ親しんだ操作でもあり、測光はマルチ・スポット・中央部重点の3種類。

近接性能はレンズ前4cmから接写が効くのは当然のことで、フォーカス精度が非常に高く、緑色のアクティブランプが点灯することで暗いところでのフォーカスを助けています。
レンズは3倍ズームニッコールレンズ、f=5.6 〜16.8mm (35mm 判換算37 〜111mm)、F2.7 〜F4.8、6群7枚の構成でニコン製のレンズとしてはちょっと不満もありますが、インナーフォーカスとして最前面は保護がラスなのが安心して持ち歩ける設計はうれしい。

絶妙なのはホワイトバランスの設定で、最初の項目にプリセットホワイトバランスが存在すると言うことです。
大抵のアマチュアはA(オートホワイトバランス)で撮影すると思いますが、このプリセットをうまく使うことで最良のカラーバランスを得ることが出来るのです。

この設定が使いずらいと、オートホワイトバランスに頼った撮影になってしまいカラーバランスの整った画質を得ることは難しいのですが、COOLPIX SQの場合はメニューボタンを押してホワイトバランスを選び、プリセットを選択して新規設定にしてレンズ前に白い紙を置いてからをマルチセレクターの右側を押すだけでその場にあった最良のホワイトバランスを得ることが可能なのです。
ミックス光下であれ蛍光灯での撮影であれ、太陽光の下で撮影したようなきれいな色で撮影することが可能でした。

低照度下での撮影もグリーンに光る補助光をストロボの上にあるLED(?)から発行させることでレンズのオートフォーカスを行うので、かなり暗い光源下でも正確なピントが得られます。
これと組み合わされる小型ストロボも遠距離の到達距離は3mぐらいですが、近距離では大抵の内蔵ストロボがオーバーぎみになるのに対して、SQの内蔵ストロボは非常に優れた発光制御をしてくれます。
レンズの真横にあるため赤目現象は出やすいのですが、近距離でのクローズアップで使用するときつい影が出にくくて自然な画質を得ることが出来ます。

撮影後の画像転送も専用のクレードルにCOOLPIX SQを載せ、クレードルの前面にある転送ボタンをプッシュするだけで専用のソフトウェアが起動して画像を転送した後、カードのデータを全て削除してくれます。
もちろんカード内の画像を削除せずに残すことも設定で可能です。

このクレードルは画像の転送以外に充電機能を有しており、本体の下にあるスロットにスペアのリチウムイオンバッテリーEL2を差し込んでおくと、本体のバッテリーを充電した後にスペアのバッテリーの充電を始めます。
そしてカメラを持ち出して撮影に出かける時にはカメラをクレードルから取り外して下のスロットからスペアのバッテリーを抜いて持ってゆくことが出来ます。

システムとして非常良く考えられた機構であり、現在の携帯電話にも相通ずるところがあるので、他メーカーの製品の一部にあるような泥縄式でいろんなものをくっつけただけのデジタルカメラと比べるとCOOLPIX SQの開発者のセンスの良さがひしひしと感じられます。

2006年02月05日(日曜日)
ニコンCOOLPIX SQを2台、YAHOOオークションで落札。

 先月1月27日に落札した「NIKON COOLPIX SQ」素早く手元に届きました。
新品の箱に入れて送っていただいたのはこれが初めてです。
出品者の心意気が判ろうと言うものですね。中古品なので状態が気になりましたが、開封してみると本体はほとんど新品。全く新品だと言われても判らないほどきれいな商品でした。
●YAHOOオークションに出ていた時の出品者コメントは下記のようなものです。

ご覧頂きありがとうございます。
希少品となりました、NIKON社のCOOLPIX SQです。
約1年前に新品購入しました。
納品後、2日間程使用しましたが、直ぐに別のデジカメを入手した為、その後は使用する機会も無く室内保管をしていました。(付属品も全て揃っています。)
商品状態は、ほぼ新品に近い状態で、汚れ等も無くとても美品だと思います。
但し、当方では確認できなかった、汚れやキズ等があることも考えられますので、完璧な美品をお求めの方は、ご入札をお控え下さい。
尚、お支払い方法は、ヤフーかんたん決済のみとなります。発送は神奈川県からクロネコヤマトの宅急便、着払い発送のみとなります。(手渡し不可) 以上をご了承の上、ご入札下さいませ。最後に確認させて頂きますが、あくまでも中古品ですので、ノークレーム、ノーリターンでお願い致します。

と言うもので、総ショット数も1,100枚あたりで問題ない状態でした。

クレードルにACアダプタを差し込み、本体をクレードルに接続してバッテリを充電します。
十数分ほどで充電は完了。既にバッテリは満タンに近かったようです。
セレクタをSetUpモードにしてメニューボタンを押したまま電源を入れると液晶画面には「SQ V1.3」の表示が。
ファームウェアはファイナルになっていました。
1年前に購入とのことでしたのでファームウェアに関しては問題がないようです。

数枚撮影して画像を確認。これも問題無し。転送も問題なく完璧な商品であることが確認出来ました。
以前から欲しかった「NIKON COOLPIX SQ」を低価格で手に入れることが出来てとても幸せです。
写りはと言うと「NIKON COOLPIX 4500」よりは画像の滑らかさはいまひとつですが、これはCCDサイズが1/2.7型CCDという極小サイズなので致し方ありません。

ちなみに「NIKON COOLPIX 4500」は1/1.8型CCDですこし大きいのです。
デジタルカメラは画素数よりもCCDのサイズで滑らかさ奇麗さが変わります。それを知らない方が多くて説明するのが大変。メーカーも画素数で言う方がハッタリが効いて良いのかもしれませんが、もうちょっと啓蒙活動が必要だと思います。
「NIKON COOLPIX SQ」の良さは何よりも小さくて質感が良くて持っていて愛着を持てそうなこと。これに尽きるでしょう。
箱から出して記念撮影した「NIKON COOLPIX SQ」を3カット並べてみました。


SQで撮ったもうひとつのSQ

※ロワ・ジャパン(有)からEN-EL2のバッテリが発売されていました。
商品品番は EN-EL2-NK となっており、使用セルはGS。
説明は下記の通りです。
●工場出荷段階での仕入れのため、箱と説明書は基本的にございませんので予めご了承ください
●商品棚換えのため在庫処分価格でご提案いたします。数量限定、早い者勝ち!
●電圧:3.7V
●容量:1000mAh(純正品です)
外箱が無いだけで、説明書も付いているニコン製そのものでした。
本日の午後に1個発注しておきました。ニコンから純正品を購入すると5,250円(税込)に対して、ロワ・ジャパンから購入すると価格はなんと1,580円(税込・送料込)という安さです。
到着して問題がなければもう1個購入しておこうかな?と考えています。
※2月6日にもう1個注文しました。(2月8日到着)
D1・D1X用のEN-EL4(ロワ・ジャパン製)のものをすでに4個使用中ですが、全く問題無しです。

続いて2月2日に落札した「NIKON COOLPIX SQ」も届きました。
これは一応のコンディションで撮影も出来るが、多少のアタリ(凹み)と小傷があると書かれていたものです。

ニコンの少し古いデジタルカメラCOOLPIX SQです。
このカメラについての詳しい仕様はこちら を御覧ください。
一応撮影は問題なく出来ますが、見た目の程度は多少のアタリとキズがかなりあります。
この様なコンディションですし、何分にも中古の為、神経質な方はご遠慮願います。
本体、電池、充電台のみの出品となります。
メディア、USBケーブル、説明書等は付属しませんのでご注意ください。


到着後に確認すると正面向かって左側に1mmほどの鋭利なものに当たったような傷と、裏面の液晶枠部分の一部に塗装の剥がれたところがあるぐらいでした。
気になるほどの大きなへこみが無かったのが良かったです。価格も超格安。
但し、周辺機器の欠品が多くて、ビデオケーブル・USBケーブル・レンズキャップ・16MB純正CFカード・取扱説明書・NIKON View CD・および外箱が欠品でした。
総ショット数は8,700枚ぐらいで、フォルダー名も初期値のままなのでこれが実際の撮影枚数だと思われます。
実際にCOOLPIX SQで撮影した画像や使い勝手などをこれから追って掲載します。

最初はCOLLOPIX SQで撮影したCOOLPIX SQ。(なんのこっちゃ?)


2006年04月03日(月曜日)

 3台目のNIKON COOLPIX SQを今回もまたYAHOOオークションで落札しました。
 今回落札したのももちろん中古。出品時の説明は下記のようなものです。

Nikon COOLPIX SQ の中古品です。カメラ本体、充電器、バッテリー、EC-16CF (16MB)メモリーカード、取り扱い説明書、CD、付属ケーブル等すべて揃っております。目立ったキズもなく美品ですが中古品のため、ノークレーム、ノーリターンでお願い致します。自己紹介欄も御覧下さい。商品の詳しい説明は http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/digital/coolpix/sq/index.htm を御覧下さい。


 対応も発送もすばらしく良い方で、4月4日午前中に入金しましたら、翌日の午前中に商品は到着しました。
 すぐに開封して中身を確認。外箱と保証書は欠品となっていましたが、それ以外はすべて揃っており、本体も表面の左側前面角部分に2mmほどの微かな擦り傷が有る程度で、とてもきれいな機械でした。
 ファームウェアバージョンはSQ V1.3になっていてこれも完璧。撮影して動作確認を終えました。
 3台も手に入れた理由は、これをある方にプレゼントするつもりです。この日の夕方にはわたしの手から旅立って行きました。