「KOBA/GM-7 2nd:1911 TACTICAL BASIC ,45AUTO」

やはり好きなのは1911です。

最近気になっているもの。
それは「タニオコバ」
GM-7 2ndです。

なんのことかって?
昔からすきなんだなあ、これが。

今から30年程前の話なんですが、小林太三さんがMGCの開発部長だった頃、奈良市内の某店舗でお会いしていろんなお話を伺って以来の大ファンです。
ちょうどオープンデトネーターで快調にブローバックするS&W M59が世に出た頃。

そして今年、タニオ・コバから「PC CARRY GM-7 Blowback Model Gun」が発売になりました。
軽量のグラス・アモルファスナイロン カートリッジを使用して軽快な動作をするGM。
これは欲しい。

物欲が無くなったかな?と思ってみたもののやっぱり欲しいものがいっぱい。


2009年も初めの頃、タニオ・コバさんのホームページを見ていたら「GM-7 ブローバックモデルガン2月発売」と出ているじゃないですか。

最初に出たのはGM-7 PCキャリーモデルでした。
これ、確か300丁限定だったと思います。
オープンデトネーターで動作するブローバックモデルガン。これってMGCのS&W M-59やイングラムなどで80年代初頭に発売されていたものと同じ機構ですよね。

そうそう、確かGM-2には樹脂カートリッジが使用出来るのがあったように記憶していますが、カートが割れやすかったりして耐久性にかなり問題があったようです。

そのうちにオープンデトネーターのタイプに変わってCPタイプというクローズドなカートリッジで動作するモデルガンに変わってゆき、MGC以外ではPF(プラグファイア)カートリッジという名前のクローズドなカートリッジを使ったモデルガンが主流になりつつあった頃です。

オープンデトネーター方式のS&W M-59は7mmキャップで快調なブローバックを楽しませてくれました。
ウッズマン マッチターゲットなどは5mmという小さなサイズのキャップ火薬で22口径のカートリッジをかなりの勢いでイジェクトしていたのを覚えています。
カートリッジは真鍮製でしたので、たくさん撃つとイジェクターが歪んで来てスライドが渋くなったりしましたが、発火後にちゃんと掃除さえすればいつも快適にブローバックが楽しめました。

この頃は結婚して倅が生まれたばかりで、自宅を離れて生活していた頃だったのでトイガンに限らずほとんどが自宅に置いたままになっていました。

あれから二十数年が経って2009年になり、MGCを退社された小林太三さんが起した会社「タニオ・コバ」のホームページからガバメント GM-7 PC CARRYが発売されると知りました。

初期のロットを欲しいと思ったのですが、仕事の道具を買う必要があったのでトイガンにまで予算が回わせません。
その初期ロットは300丁限定というふれこみで発売されたらしく、発売後にすぐに完売になってしまうのを知って次回のバージョンは買わなきゃなあと思っていました。

今回購入したGM-7 2ndも500丁のスモールロット生産とホームページに書いてあったのですが、今回もすぐに購入することが出来ないでいました。

時々いろんなガンショップのホームページを見たりオークションを見ていると新品が売りに出ていて、今回はまだ在庫がありそうだなと思ってのんびりと構えていました。


2009年11月19日(木曜日)

友人がやって来てトイガンの話をしていたらますますGM-7が欲しくなり、夕方の17時頃にタニオ・コバさんのホームページにリンクしてある直販ネット「ヤマトヤ'ズ」のホームページからGM-7 2nd本体とスペアマガジン、60発入り使い捨てカートリッジ・デトネーター&Oリングセットをショッピングカートに入れてポチッと注文しました。

それだけでは終わらずに大胆にも小林太三さんのショップっていうか会社に電話までしているわたしがいました。
電話に出てくださったのは小林さんのご子息で、今回のGM-7のお話やネット販売のお話をいろいろ聞かせていただけました。

さて注文が終わって後は到着を待つだけです。

初期に発売されたPC CARRYとどこが違うんだろうとネットを調べていると、

○ブラックフェイスのリコイルSPガイド・チャンバーのスチール化
○ハンマー・アンビセフティー・グリップセフティー・マガジンキャッチ・オールブラック
○スライド刻印をタニオコバオリジナルの1911のニューデザインにアレンジ
○ニューデザイン8発マガジンを標準装備
○軽量強化のアモルファスフレームによるリコイルショックの増強化

となっていました。

マガジンを挿入した状態での重量はPC CARRYよりも若干軽くなっていて564g。(PC CARRYは612g)

近頃のHW(ヘビーウェイト)樹脂を使ったモデルガンやエアーガンに比べると200gほど軽いです。
カートリッジが真鍮製ではなくグラス・アモルファスナイロンカートリッジなので、これをフル装填してもあんまり重くはならなさそうです。

標準で付いて来た「GM-7 エイトマキシマガジン」の仕上げは非常にきれいで、火薬を使って汚すのがもったいないくらいのブルー仕上げです。

GM-7と同時に購入した60発入のアモルファスナイロンカートリッジをマガジンに入れてスライドを引いて装弾と排莢をしてみたところ非常に滑らかに動きましたから、キャップ火薬を使っても滑らかにアクションすると思われます。
実際に発火した映像はGM-7ユーザーの方がすでにYouTubeにたくさんアップロードされていますのでそちらをご覧ください。

リコイルスプリングの強さを手持ちのMGC(TAITO)製の1911 .38 Superと比べると、タニオ・コバ製のGM-7のほうが多少柔らかく感じます。
ハンマースプリングの強さも.38 Superのほうが強いです。

このGM-7のパーツであるデトネーターとアモルファスナイロンカートリッジをGM-5に組み込んだり、他メーカーのPF(プラグファイア)カートリッジを使用するモデルガンに組み込むのが流行っているようなので、それも試してみたいと思っています。

タニオ・コバさんが作った1911もじゅうぶん魅力的ですが、今回のアモルファスナイロンカートリッジとオープンデトネーターはいろいろな銃に流用出来そうなので、これが一番の魅力かもしれません。

購入したのは2009年11月下旬でしたが、1ヶ月半は一度もブローバックさせることなく箱に入れたままになっていました。

決して未発火のままで保存なんて考えていたワケではありません。
GM7用の樹脂カートを他のモデルガンに流用すること集中していたので、元々発火性能が良いと言われていたGM7なので「ブローバックの発火はいつでもよかろう」と思っていただけです。

マルシン製のコンバットコマンダー用のデトネーターが完成してブローバックの面白さを再認識していたので、ここらで本家のGM7も発火してみようと思った次第。

初めてのブローバック発火

2010年1月4日(月曜日)14:00

早速、マルシンのコンバットコマンダーの発火で使用したデトネーターラバーとその際に100発以上発火させた樹脂製カートリッジに再びM.G.Capを込めて発火させてみました。
なんで使い古しのデトネーターラバーを使ったのかって?(耐久性を知りたかったから)
なんで新品のカートリッジじゃないのって?(ケチだからです)


マガジンは寄せ集めのガバメントに使っていたスモールカート用のメッキマガジンを使用しました。
なんで新品のマガジンを使用しないのかって?(新しいマガジンが錆びるのが嫌だから)

てなわけで、早速発火ブローバックと相成りました。

スモールカート用のメッキマガジンにM.G.Capを装填した樹脂カートリッジを6発。
スライドを引いて初弾をチャンバーに送り込みます。
そっとトリガーを引くと・・・・・ありゃ不思議・・・きれいにブローバックしました。
当たり前です。TANIO-KOBA製のGM7は完璧に発火しました。

再び掃除もしていない発火後の樹脂カートリッジにM.G.Capを入れてマガジンに6発装填し発火してみました。
これもジャムること無く完璧にブローバックしてくれました。

さすがですねえ、タニオ・コバ製のGM7。
気持ちよく動いてくれます。

さあ、これからバレルを外して掃除そうじ。

デトネーターヘッドラバーの寿命はこんな状態で終わります。

2010年1月10日(日曜日)

マルシンのコルトコンバットコマンダーに使用していたデトネーターヘッドラバーをタニオ・コバのGM7に取り付けてみて発火をしてみました。

もうそろそろ寿命が近づいている状態のデトネーターヘッドラバーです。

1マガジン目の最後に排莢不良が起こり、2マガジン目の4発目にも排莢不良が起こりました。
5発目を装填しようとしたらカートリッジがチャンバーの入りきらずにストップしてしまったので、バレルを外してデトネーターを取り出したら写真のような状態になっていました。

バレルは火薬の発火のために汚れて黒くなっています。
この黒さは火薬カスだけではなく、ゴムの削られたものがとけて付着しているように思われます。
ヘッドラバーは裂けており、これが原因でカートリッジに入りきらずに装填不良になったようです。

デトネーターラバーの耐久性は約100発ほどでこのような状態になるようです。
それとかなり早いスピードで連射すると、ゴムに熱が溜まって寿命を縮めるのが早いのも判りました。

樹脂カートリッジの断面

2010年1月19日(火曜日)

20発近く発火したTANIO-KOBA製の樹脂カートリッジをカッターで切断してみました。

まっぷたつに切断したものより、90度の角度で切断したモノのほうがカットモデルっぽくていい感じです。

内部は先端から中程ぐらいまで黒くなってきています。

この黒いのはデトネーターラバーが付着しているのではないかと思います。

デトネーターラバーが縮む現象

2010年1月19日

デトネーターラバーを交換してマガジンに7発カートリッジを入れて発火したところ、3発はちゃんとブローバックしたのですが、4発目はスライドがちょこっと動いただけで排莢しません。
スライドを引いてカートリッジを取り出し次弾を装填して引き金を引いたところやはり発火はしましたがブローバックせず。

5発目も6発目も最終の7発目も発火はしたのですが、やはりブローバックせずにスライドが少し動いただけでした。

火薬は指定されているM.G.Capの黄色箱です。

デトネーターを取り出して先端に付いているデトネーターラバーを外してルーペで見るとラバーの外周部分がシュウマイの皮のようなかたちに縮んでいました。

この縮みの影響でガスがここから吹き抜けてしまってブローバックしなかったような気がします。

このデトネーターラバーはすぐに外して発売元である「タニオ・コバ」様の会社に郵送しておきました。

原因がわかれば有り難いです。

2011年3月29日

タニオ・コバのGM7用のカートリッジは樹脂製だというのが売りだったと思っていたのですが、今年に入ってアルミニウムにハードアルマイト処理を施した「タニオコバGM7用ハードアルマイトカートリッジ」っていうのが発売されていたらしい。

改めてタニオ・コバの通販ページ「YAMATOYA'S」を見てみたがどこにも載っていない。
50発入り使い捨てカートが20発あるいは60発入りだったのが50発入りに統合されたのは掲載されていたのだが、アルミカートリッジはM4モデルガン用しか掲載されていませんでした。

これ、もっと早く知りたかったぞ。

ネットで検索してみるとすでに入手された方がYouTubeなどの動画サイトに発火シーンがアップロードされています。
なかなか良いではないかい?アルミカートリッジ。

価格を見ると8発で2,100円。

これは欲しい。24発ほど買っちゃおう。

3月27日の夜遅くにLAホビーショップ(LAガンショップ)のホームページからポチしました。

画像:Credit: BROSplanning
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これが元箱

箱の中身はこんな感じ

マガジンが入った状態

マガジンを外して

センターファイアですね。

きれいなブルーのマガジン

イジェクションポート側から

小林太三さんの手書きメッセージ

60発入使い捨てカートリッジ