TREK VRX400(1999年)
2000年も間近となった1999年の冬、奈良県大和郡山市にある「キタサイクル」でホームページに使用するカタログを貰って眺めているうちに沸々と自転車興味が再燃してきました。
この頃はマウンテンバイクが大流行で、スペシャライズドにトレックにキャノンデール・・・など。
1999年のカタログに前後にサスペンションの付いたMTBが目に入りました。
TREK VRX400。
フロントフォークを固定するクラウン部分が上下ダブルになっているモトクロッサーのようなMTBです。
リアサスはカマキリの足のように上に跳ね上がっていて、いかにも大きなストロークでございと言った外観をして、TREK社内でもVRX400の足回りのカタチから「カマキリ」と呼ばれていたのはあとで知った話。
1999年末にキタサイクルで購入を申し込んで、お店にVRX400が到着したのが翌年2000年の3月。
2台到着していて微妙に使ってあるパーツが違うのは海外メーカーのお約束らしい。
どこが違うかったのかというとフロントのダブルクラウン。
ひとつはジュラルミンをCNCで削り出したクラウンが上下に付いていたが、もう一台はキャスティングのものが付いてきてました。
どちらを選んだかは言うまでもないですね。もちろんCNC削り出しのほうです。
フロントのフォークはManitou X-Vert-T Suspention 100mm travel。
付いてきたコンポはリアディレイラーがXTでギヤはHG70。フロントのクランクはICON、ディレイラーはLX。
それになりにまあまあの上級パーツが付いていたのは30万円近くするので当然だと思います。
今ならこのスペックだとどうだろうなあと思うと進歩の速さってすごい。
VRX400の価格は¥285,000円
今から思うとようあんな高いお金を出せたものだ。どこにあんなお金があったのかと思うくらい。
更にこのVRX400のブレーキはフロントがHAYESのワイヤー作動のディスクブレーキでリアも同様です。
オプションで油圧のHAYESがあって、前後共に油圧ディスクにすると¥50,000円アップ。
フロントとリア共にマスターシリンダー一体のブレーキレバーと対向ピストンキャリパーが必要なのでかなりの出費です。
それでも買いましたがな、前後に油圧ディスクブレーキ。金あったんだなあとしんみり。
総額335,000円のMTBと相成りました。
これではまだ終わりません。
サイクルコンピューターにボトルゲージにライト類を購入して¥350,000のお買い物。
VRX400のスタイルを見るといかにもダウンヒル専門って雰囲気だが、カテゴリーで見るとフリーライドかクロスカントリー系のフレームです。
フロントがロングトラベルと言っても100mmのトラベルで、現在の本格的なダウンヒルマシンと比べるとしょぼいものだと今更ながら思います。
リアはカタログを見なおしてもどのくらいかよくわからん。
リアに付いている金属スプリングを使ったフォックスバニラコイルサスはダンピングもプリロードも変更することは出来ません。
これが後から不満になってきて交換することになるとは。
とりあえず初めて買った本格的なMTBはこのTREK VRX400でした。
この頃はマウンテンバイクが大流行で、スペシャライズドにトレックにキャノンデール・・・など。
1999年のカタログに前後にサスペンションの付いたMTBが目に入りました。
TREK VRX400。
フロントフォークを固定するクラウン部分が上下ダブルになっているモトクロッサーのようなMTBです。
リアサスはカマキリの足のように上に跳ね上がっていて、いかにも大きなストロークでございと言った外観をして、TREK社内でもVRX400の足回りのカタチから「カマキリ」と呼ばれていたのはあとで知った話。
1999年末にキタサイクルで購入を申し込んで、お店にVRX400が到着したのが翌年2000年の3月。
2台到着していて微妙に使ってあるパーツが違うのは海外メーカーのお約束らしい。
どこが違うかったのかというとフロントのダブルクラウン。
ひとつはジュラルミンをCNCで削り出したクラウンが上下に付いていたが、もう一台はキャスティングのものが付いてきてました。
どちらを選んだかは言うまでもないですね。もちろんCNC削り出しのほうです。
フロントのフォークはManitou X-Vert-T Suspention 100mm travel。
付いてきたコンポはリアディレイラーがXTでギヤはHG70。フロントのクランクはICON、ディレイラーはLX。
それになりにまあまあの上級パーツが付いていたのは30万円近くするので当然だと思います。
KEY COMPONENTS |
VRX™400 |
WHEELSET Bontrager Maverick rims・Bontrager Jones tires・Disc front and rear hubs |
DRIVETRAIN ICON Flywheel, 4 arm 44/32/22 crankset・9-speed Shimano Deore LX Rapidfire SL shifters・Shimano Deore XT rear derailleur |
BRAKESET Hayes Disc, cable actuated brakes |
COMPONENTS Bontrager FS+10 comp saddle・Shimano SPD M545, clipless pedals・ICON Diesel,9˚ bend,30mm rise handlebar・ICON Duranté, forged alloy direct connect stem |
今ならこのスペックだとどうだろうなあと思うと進歩の速さってすごい。
VRX400の価格は¥285,000円
今から思うとようあんな高いお金を出せたものだ。どこにあんなお金があったのかと思うくらい。
更にこのVRX400のブレーキはフロントがHAYESのワイヤー作動のディスクブレーキでリアも同様です。
オプションで油圧のHAYESがあって、前後共に油圧ディスクにすると¥50,000円アップ。
フロントとリア共にマスターシリンダー一体のブレーキレバーと対向ピストンキャリパーが必要なのでかなりの出費です。
それでも買いましたがな、前後に油圧ディスクブレーキ。金あったんだなあとしんみり。
総額335,000円のMTBと相成りました。
これではまだ終わりません。
サイクルコンピューターにボトルゲージにライト類を購入して¥350,000のお買い物。
VRX400のスタイルを見るといかにもダウンヒル専門って雰囲気だが、カテゴリーで見るとフリーライドかクロスカントリー系のフレームです。
フロントがロングトラベルと言っても100mmのトラベルで、現在の本格的なダウンヒルマシンと比べるとしょぼいものだと今更ながら思います。
リアはカタログを見なおしてもどのくらいかよくわからん。
リアに付いている金属スプリングを使ったフォックスバニラコイルサスはダンピングもプリロードも変更することは出来ません。
これが後から不満になってきて交換することになるとは。
とりあえず初めて買った本格的なMTBはこのTREK VRX400でした。
ステムをジュラルミン削り出しに
しばらくしてから交換したのはステム。
ICON製のDurante, forged alloyというものからジュラ削り出しのショートステムに変更しました。
元から付いていたのだとちょっと遠い気がしてショートに換えました。
リヤサスペンションをエアサスに
2007年03月29日
KIND SHOCK REFOCUS 588
リアサスペンションユニットをFox Vanilla coilからエア加圧タイプオイルダンパー式に交換したいと近頃のMTBを見るたびに思っていました。
1999年式のTREK VRX400のリアサスペンションはFOXバニラのコイルスプリング式サスペンションです。
この当時はエアサスはほとんど存在していなかったようでほとんどがコイルスプリング式のサスペンションでした。あれから数年経つとXC(クロスカントリー)タイプのマウンテンバイクのほとんどがエアサスを装備するようになり、体重差による違いをエア圧で調整する事が可能になりました。
リバウンド側のダンピングも調整出来るし、舗装路ではサスペンションユニットをほとんど動かなくする事が可能なロックアウトというポジションも存在します。
今まで付けていたFOXバニラにはロックアウトもリバウンド調整機能も無くてバネのプリロードのみの調整でしたから、舗装路で走る場合でもペダリングすると少しリアの沈み込みが気になっていました。
いつかこんなエアサスを取付けたいと思っていたところ、台湾の KIND SHOCKというメーカーをネットで発見し、調べているとKS-582というエアサスユニットがあるのを見つけました。
これはメインエアとネガティブエアが調整出来て、ロックアウト機構も付いているエアサスで価格も驚くほど廉価でした。
これを購入するつもりだとMTB仲間の音速さんと話をして、発注する為に奈良は富雄にあるMTB専門店へ出かけていったら「KS-582よりも新しいタイプのエアサスが発売されましたよ。」という悪魔のささやきがありました。
早速、資料を見せていただくとロックアウト出来るのはもちろんの事、ダンピング調整が更に細かく出来るようになっているとの事で、製品を見る事も無く注文してしまいました。
この商品名は「 KIND SHOCK REFOCUS 588」という名前です。
商品の注文をしたのは午後12時過ぎでした。お店のオーナーが「今日の夜にクワハラさんが来るので商品を持って来てくれるように手配しますね。」と驚くような速さに驚くやらうれしいやら。
午後8時前にお店に到着すると「Kuwahara」のロゴが入ったバンが停まっていて「おっ、届いたばかりかも」
ショップに入ってゆくとショップオーナーが届いたばかりのKIND SHOCK REFOCUSを手に取って見ているところでした。
リアサスペンションユニットをFox Vanilla coilからエア加圧タイプオイルダンパー式に交換したいと近頃のMTBを見るたびに思っていました。
1999年式のTREK VRX400のリアサスペンションはFOXバニラのコイルスプリング式サスペンションです。
この当時はエアサスはほとんど存在していなかったようでほとんどがコイルスプリング式のサスペンションでした。あれから数年経つとXC(クロスカントリー)タイプのマウンテンバイクのほとんどがエアサスを装備するようになり、体重差による違いをエア圧で調整する事が可能になりました。
リバウンド側のダンピングも調整出来るし、舗装路ではサスペンションユニットをほとんど動かなくする事が可能なロックアウトというポジションも存在します。
今まで付けていたFOXバニラにはロックアウトもリバウンド調整機能も無くてバネのプリロードのみの調整でしたから、舗装路で走る場合でもペダリングすると少しリアの沈み込みが気になっていました。
いつかこんなエアサスを取付けたいと思っていたところ、台湾の KIND SHOCKというメーカーをネットで発見し、調べているとKS-582というエアサスユニットがあるのを見つけました。
これはメインエアとネガティブエアが調整出来て、ロックアウト機構も付いているエアサスで価格も驚くほど廉価でした。
これを購入するつもりだとMTB仲間の音速さんと話をして、発注する為に奈良は富雄にあるMTB専門店へ出かけていったら「KS-582よりも新しいタイプのエアサスが発売されましたよ。」という悪魔のささやきがありました。
早速、資料を見せていただくとロックアウト出来るのはもちろんの事、ダンピング調整が更に細かく出来るようになっているとの事で、製品を見る事も無く注文してしまいました。
この商品名は「 KIND SHOCK REFOCUS 588」という名前です。
商品の注文をしたのは午後12時過ぎでした。お店のオーナーが「今日の夜にクワハラさんが来るので商品を持って来てくれるように手配しますね。」と驚くような速さに驚くやらうれしいやら。
午後8時前にお店に到着すると「Kuwahara」のロゴが入ったバンが停まっていて「おっ、届いたばかりかも」
ショップに入ってゆくとショップオーナーが届いたばかりのKIND SHOCK REFOCUSを手に取って見ているところでした。
※追記
元々付いていたFOX Vanillaの金属スプリングタイプのサスペンションの重さは454gで、今回購入したKS REFOCUSエアサスペエンションの重さは264gでした。
リヤサスペンション交換
2007年03月30日
早速、翌日になってから今までのFOX VanillaからKIND SHOCKのREFOCUSに交換しました。
有名どころにはROCK SHOXなどがありますが、OEMメーカーであるKIND SHOCKにしてみました。
耐久性や動作の状態はこれからの楽しみでもあります。
有名どころにはROCK SHOXなどがありますが、OEMメーカーであるKIND SHOCKにしてみました。
耐久性や動作の状態はこれからの楽しみでもあります。
エア圧はMP側には50~250psiでNP側は50~200psiの間にします。MPとNPの差を通常は±20psi前後にするそうです。